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コラム

ヘンプタッチは化粧品へのマイクロプラスチック問題と戦っています。
2022.07.20
ヘンプタッチは化粧品へのマイクロプラスチック問題と戦っています。

ヘンプタッチは化粧品へのマイクロプラスチック問題と戦っています。

 

マイクロプラスチックを含む化粧品の使用は、私たちの健康、水生生態系の健康、そして次の世代の健康を損なう可能性があります。マイクロプラスチックによって世界の海は巨大なプラスチック・スープの状態になってきており、ほぼすべての水生生物の体内にプラスチック粒子がすでに存在しています。

 

 

 

・マイクロプラスチックとは?

マイクロプラスチックとは、5mm未満の非常に小さなプラスチックの粒子のこと。ほとんどは、肉眼では見ることのできない微粒子です。マイクロプラスチックは、一次タイプと二次タイプに分けられます。一次マイクロプラスチックは、化粧品や一部の布製品の繊維に使用される、意図的に製造された小さなプラスチック粒子を指し、二次マイクロプラスチックは、大きなプラスチック粒子が小さな粒子に分解することで発生したものを指します。

 

 

 

・化粧品中のマイクロプラスチック

マイクロプラスチックは、さまざまな化粧品に使用されています。以前は、シャワージェルやスクラブに使用されることが多く、皮膚にこすりつけて古い皮膚細胞を取り除く、研磨剤としての役割を果たしていました。しかし今日では、西欧諸国を中心に、こういった製品へのマイクロプラスチックの使用を禁止する国がますます増えてきています。

 

私たちはこのような規制に大いに賛成です。なぜなら、自然素材を使って自宅でスクラブを作ることの簡単さをよく知っているからです。誰でもウェブ検索をすることで、天然スクラブのレシピが公開されています。自家製の天然スクラブがこれほどまでに効果的で健康的なのに、すでに負担のかかりすぎている地球を汚染するなんて道理に合いません。

 

もちろん、問題はボディスクラブだけではありません。マイクロプラスチックは、ボディミルクやフェイスクリームなど、多くの製品に添加されているのです。そういった場合は、乳化剤や、かさ増しのための安価な充填剤として使用されています。

 

 

 

化粧品にマイクロプラスチックを入れるべきでない理由は2つ

 

 

1.肌につけたものはすべて、体内に入る。

日々私たちはさまざまなものを肌に塗っていますよね。毎日多様な化粧品を使用することで、私たちの体は長きにわたって大量の有害物質を吸収してしまっています。

 

プラスチックには、健康への影響がまだ十分に研究されていない多くの物質があります。化粧品におけるプラスチックの有害性をご理解いただくため、最もよく研​​究されているプラスチックに含まれる化学物質の1 つ、フタル酸エステルを例に挙げてみましょう。フタル酸エステルは、数多くの製品に含まれる化学物質のグループであり、不妊症や甲状腺疾患、ホルモン関連のがんを引き起こす可能性のある、内分泌攪乱物質として知られています。

 

 

 

2.化粧品に含まれるマイクロプラスチックは海に流れ着く。

マイクロプラスチックによって、海の様子は大きく変化してしまいました。肉眼では見えないマイクロプラスチックは、浴室の排水溝をまっすぐ進んで、下水に入ります。しかし廃水処理施設は、それほどまでに小さな粒子をろ過するようには設計されていないので処理されず、マイクロプラスチックは海に浮かぶ「プラスチック・スープ」の原因となってしまうのです。

 

海洋生物がこれらのマイクロプラスチックを吸収したり食べたりして、粒子は海洋の食物連鎖に沿って移動します。マイクロプラスチックは生分解性ではなく、一度 (海洋) 環境に入ってしまえば、取り除くことはほとんど不可能なのです。